ポポーって何科の植物なの?
ポポーはバンレイシ科に属する果物です。
本来バンレイシ科の植物は温帯、熱帯に多く見られます。
バンレイシ(釈迦頭)
科名:バンレイシ科
学名:Annona squamosa L.
別名:シャカトウ
生薬名:シャカトウ(釈迦頭)
原産:熱帯アメリカ
熱帯で栽培される半落葉低木。
果実の形が、お釈迦さんの頭に似ているので釈迦頭と呼ばれています。インドネシアでは、葉を疥癬などに用います。
果実の形が、お釈迦さんの頭に似ているので釈迦頭と呼ばれています。インドネシアでは、葉を疥癬などに用います。
では、ポポーと同じバンレイシ科に属する仲間の植物をいくつか紹介します。
チェリモヤ
科名:バンレイシ科バンレイシ属
学名:Annona cherimola
英名:Cherimoya
産地:エクアドルからペルー、チリに分布
標高1600~2200メートルの高原に生え、高さは4~8メートルになる果樹。
果実は径約15センチの卵形。果肉は白いクリーム状で甘く、わずかな酸味と芳香があり、「森のアイスクリーム」と呼ばれることもあります。
バンレイシ類では最も美味とされ、生食のほか、清涼飲料などに加工されます。
アテモヤ
科名:バンレイシ科
学名:Annona atemoya
別名:カスタードアップル
英名:Atemoya
釈迦頭とチェリモヤを掛け合わせフロリダで改良された品種です。
名前は釈迦頭のブラジルでの呼び名アテ(Ate)と、チェリモヤ(Cherimoya)のモヤから付けられました。
糖度20~25度と非常に甘く、程よい酸味と上品な香り、白くジューシーなクリーム状の果肉はアイスクリームの様でもあり、近年人気が出てきました。
栽培可能な期間が12月から2月迄と釈迦頭にくらべ短く、栽培自体も難しいため高級品種として扱われます。
サワーソップ
科名:バンレイシ科バンレイシ属
英名:soursop
和名:トゲバンレイシやシャシャップ
原産:メキシコ、中米、カリブ諸島、北米、南米、サブサハラの熱帯地方にも自生します。
バナナやココナッツを思わせるクリーミーな香りとイチゴとパイナップル柑橘系の香り両方が感じられ、ヨーグルトにも似ているといわれています。
甘味とさわやかな酸味があり、果汁が非常に多いです。
そのまま生で食べたり、または加工して炭酸飲料や菓子として食べます。
そのまま生で食べたり、または加工して炭酸飲料や菓子として食べます。
まとめ
アイスクリームのようなクリーミーな食感のものが多いバンレイシ科の果実。
ポポーも「木になるカスタードクリーム」と呼ばれるほど、甘くて美味しいですが、ポポーの仲間のバンレイシ科の果実もぜひ食べてみたいですね!
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