ポポーは、冬に剪定を行いますが、6月の実ができ始めたころにも摘果作業と一緒に剪定を行います。
この記事ではポポーを育てる方向けに、6月のポポーの摘果作業と剪定のポイントを解説します。
ポポーの剪定のポイント
通常、果樹の剪定は冬に行いますが、ポポーは夏にも剪定をします。6月頃になると実ができはじめるため、実の大きさや位置を見ながら剪定を行うことができるからです。
実が大きくなった時に触れてしまいそうな葉や枝を切る
ポポーは実が大きくなり葉や枝に触れてしまうと、そこから傷がついて黒く変色してしまいます。そのため、実が大きくなったら触れてしまいそうな葉や枝を落とします。
ポポーの葉は、6月はまだ柔らかい葉ですが、9月の収穫時期になると固くなるため柔らかいポポーの実を傷つけてしまいます。
上向きに生えている枝を切る
上向きに生えている枝は樹勢が強く実が生りにくいです。また、大きくなると日陰を作ってしまう原因となるため切り落とします。
太い枝を切ったら癒合材を塗る
夏季剪定を行う場合は、切り口に癒合材を塗ります。夏に太い枝を剪定すると、そこから雑菌が入ってしまいます。それを防ぐために太い枝を切ったあとはたっぷりと癒合材を塗ります。
木の高さが約2.5m以内になるように剪定します。ポポーの木は剪定をしないと10mもの高さに成長します。あまり高さが高くなると、風によって木がゆすられ実が落ちたり、木が折れてしまいます。
ポポーの摘果のポイント
ポポーの実は、5~6月頃からなり始めます。
実が大きくなった時に枝に触れてしまいそうな位置の実を落とす
5~6つの実がまとまって生っているときは、3~4つに減らす
一つの軸から生る実の数が多すぎると、大きく育ちません。3~4つに減らすことで成熟が良くなります。
軸が太い実を残す
枝から1つの実が生っているものと、2つの実がなっているものだったら、2つの実が生っているほう残します。複数個の実が生っているほうが枝の軸が太いため、栄養が実に行き渡り、大きく育ちます。また、枝の軸が太いため台風が来ても落下しにくいです。
受粉が不十分だった小さな実は落とす
受粉が不十分だった実は、小さかったり、形が悪かったりします。大きく育つことができないので摘果します。
木の先端よりも根元に近いほうを残す
一本の枝に2ヶ所以上の実の塊があったら、根元の方を残します。木の先端の方は、台風の時に風で強く揺れて落下しやすいためです。
ポポー剪定・摘果ポイントを動画で見る
ファーム池の沢のYouTubeチャンネルです♪
実際に私たちが剪定・摘果している様子を動画にまとめましたので、参考にしてください。
ポポー剪定・摘果まとめ
いかがでしたか。この記事では、ポポーの木の剪定・摘果作業のポイントについて解説しました。
ファーム池の沢のポポーは、これだけ手間暇かけて手入れをしているため、9月になると約300~400gの大きくて甘い実が生ります。
ときどき、1kgを超えるギネス級のポポーが実るときもあるんですよ♪
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