幻の果実、ポポーは9月しか収穫することができない、貴重な果物です。
そんな甘くておいしいポポーが収穫できるまでに、ポポーの木がどんな様子なのか、どんな手入れをしているのかをご紹介します。
ポポーを育てている方はぜひ、ファーム池の沢のポポーの様子を参考にしてみてくださいね♪(ファーム池の沢のポポーは、静岡県清水区の温暖な気候で育てています。)
【10月】収穫後はお礼肥を
9月の収穫を終え、たくさんの実をつけてくれたポポーの木に、インドネシア研修生からお礼肥のプレゼント!!
越冬する前に肥料をたっぷり与え、栄養を蓄えさせます。
【11月】紅葉
ポポーの紅葉が見頃となる時期です。ポポーは落葉果樹なので秋~冬になるとすべての葉が枯れて落ちます。
枝をよく見ると、来年の花芽がしっかりついています。
【2月】花芽の出現
ポポーの木は、枝ばかり…のように見えますが、よく見るとシュッと細長い頂点(葉芽)と、ま~るい花芽があるのがわかります。
ポポーは着々と実をつける準備をしているのですね!
【4月】ポポーの花が満開に
蕾から花弁が顔を出したばかりの時は、新緑のようなうすい緑色、そして満開になるにつれ『えんじ色』に変わります。
いろいろな品種が順に咲いていくので、長く楽しめます。
【4~5月】ポポーの幼果
花が散り、暖かくなってきた頃にポポーの幼果が確認できます。
【5月】摘果作業
1つの花から多いもので8~9果、これを3~4果に減らします。
成長した姿を想像しながらくっつきすぎないようにします。
キズのあるもの、形が悪いもの、隣りと近いもの、実だけでなく葉が触るとキズになるので、余分な葉も落としていきます。
高い位置に生っている実より、低い位置の実を残します。高い位置の実は、夏の台風で木が揺すられた時に落ちやすいためです。
将来の姿を想像しながら一つ一つの実に『頑張れよ~』と声をかけて作業をしています。
▼合わせて読みたい
→ポポー剪定・摘果の方法は?ポイントを紹介。
【6~7月】成長
ポポーの実がだんだんと大きくなってきます。
大きくなると、実が重たくなり枝が下がってくるので、丁寧に見ています。
ここでも、ポポーの実に触れてしまいそうな葉っぱや枝を剪定します。
収穫が楽しみになってきますね♪
【8月】実割れ発生
高温多湿が続くと、ポポーの実割れが発生します。
これでは商品にならないため、摘果作業を行います。
7月末~8月にかけて起こることが多いです。
【8月】台風による被害がでることも
夏の台風によって、出荷直前の大きくなった実が落ちてしまうこともあります。
たくさんの実が落ちてしまうと、収穫量が減ってしまい発送に影響が出てしまいます(泣)
【9月】ポポーの出荷開始
ついにポポーの収穫が開始(゚∀゚)
9月上旬には、ポポーの収穫が始まり、順に発送していきます。
中旬頃になると、ポポーの収穫は最盛期を迎え、辺り一面が甘い香りに包まれます。
ポポーは、肥料を与え、実を厳選し、日光による実割れや台風による被害に耐え、1年かけて成長して、やっとみなさまの元へとお届できるのです。
毎日、わが子のように愛情込めて育てています。
ぜひ、ファーム池の沢の甘くておいしいポポーを食べてみてくださいね♪